安倍元首相~算命学の視点

みなさん、こんにちは

安倍元首相が銃撃に倒れ、2週間経ちました。事件の経過とともに、この事件のおかしな点がいろいろ出てきて、それについても書こうと思ったのですが、そこは他の方に任せるとして、算命学の視点から見てみます。

安倍元首相(以下安倍さんとします)の宿命は、私が算命学を学び始めた10年ほど前から、勉強のために何度も見てきた命式なのですが、まさかこんな形で改めて見ることになるとは・・・重いですね・・・。なかなか進まず、いつもの倍時間がかかりました。

まずこの宿命には、大きな特徴が2点あります。

①想運(大運)天空象の移動条件があり3旬以降、理論上は60年間の天空象現象となる。

②生月天空象と生日天空象がある。

①②合わせて考えると、安倍さんは20代半ば以降はずっと天空象現象、つまり不自然な運気(異常なほど運気が上がったり、大きな落ち込みがあったりなど)の中を生きたということ。

②の生月天空象について。申酉天空象(跡取り運)ではあっても、生月天空象によって家系との関わりが不自然、本人の宿命の中には初めからそのような矛盾がありました。ご本人は政治家を志すも、果たして祖父(岸信介)の政治を継承したかったのでしょうか? 安倍さんが目指すところは別にあったのではないかとも思われます。いずれにしても巨大勢力とのギャップの中で、大変苦しまれただろうと想像します。

これらを踏まえて安倍さんの足跡をだどると、まず父親が叶えられなかった首相の座に、戦後最年少の52歳で昇りつめた。いろいろな意見があるにしても、最終的には世界のトップと対等に渡り合える日本の首相になり、歴代最長という偉業まで達成しています。これはご本人の政治家向きの強い宿命を活かした事や家系の恩恵もありますが、やはり3旬以降の異常に上昇した運気、天空象現象があったからでしょう。


翻って政治家にスキャンダルはつきものとはいえ、モリカケ問題では、妻の昭恵さんも含め随分と叩かれ続けたし、桜を見る会にしてもあれだけ執拗に追及され、強烈なストレスだったと思われます。


そもそも申酉天空象は、スタートは勢いがあるのですが、結果や結論、最後のまとめがどうもうまくいかないとか、苦手なのです。事実、持病にも苦しみ、第一次、第二次安倍内閣ともに途中で辞任し、「最期」も道半ばで暗殺されてしまうという悲劇的な結末となってしまいました。

ただ、最後まで日本国民のために「美しい日本」また「日本を取り戻す」おつもりだったということは北方の禄存が表しています。

想運(大運)では2020年の節運、西方は律音、ここで総理を辞任しています。「引き際」だったと言えるのですが、現実はどうだったか。辞任後も自民党のフィクサーは安倍さんだったわけだし、安倍さんほどの人物は残念ながら日本の政界にはいない。政界引退まであと数年続投・・・ということだったのでしょう。

宿命は「ここで終わりましょう」と言っていたけれど、環境が一致しなかったわけですが、さきほどの説明通り、安倍元首相は不自然な運気の中に生きる人ですから「常識」が通用しないわけです。

さて、もうひとつ気になるのは、安倍元首相の弟である岸家の養子となった岸信夫防衛大臣です。実はこの方も寅卯天空象で生月天空象です。なので安倍元首相同様に、家系の跡取り運であるにもかかわらず、不本意ながら家系からの恩恵は受けられない宿命と解釈できます。岸防衛大臣は、昨年あたりから歩行困難になるほどの体調不良が心配されています。天空象中ではありますが、これがどういう意味を持つことなのか。任務を全うする方ではないかとは思っていますが…

そして安倍元首相には兄の長男である寛信氏がいますが、この方だけは実業家として活躍しており、政治家ではありません。ところが申酉天空象で生月、生年天空象もありませんから、跡取り運です。この三兄弟の仲で順当に安倍家を継ぐ政治家になる人とは言えます。ただ寛信氏は、父親の選挙活動を手伝ったときに、政治家には向いていないと思った、ビジネスマンとして生きてきてよかったといった主旨のことを語っています。

簡単に安倍元首相の政治家人生を振り返りましたが、正に天空象の中を生き抜いたという感じがします。もし、長男の寛信氏が政治家になっていたら、もし、安倍晋三氏と岸信夫氏が実業家の道を歩んでいたら・・・ただ人生には「もしも」はありませんから、ここにこの名門一族の「因縁」めいた意味があるのではないかと私は思うのです。

父、安倍晋太郎さんの家系、母の洋子さんとその家系、特に母方の祖父、岸信介、大叔父の佐藤栄作、長州、田布施システム…といろいろと気になる事はありますが、これらは今後の課題とします。

最期に、残されたご遺族のためにも、何が本当に起こったのかを真相究明していただきたいと思います。

あらためまして、安倍元首相のご冥福を心よりお祈りいたします。


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