つまらないプライドは捨てよ②~弱さを認める強さ

昨日の続きです。

劉邦も幸之助氏も、つまらないプライドは持たず、優秀な参謀、部下を登用し、引き立て活躍させることが結果的に成功の要因になったという話をしました。

さて、松下幸之助氏の宿命を考えてみます。
算命学をお勉強されている方なら幸之助氏の命式は、ほとんどの方が目にしたことがあるのではないでしょうか。壮年期に石門と天将の組み合わせがあり、生月天空象がある有名な宿命ですね。

もうひとつの特徴として、エネルギー値が146と極端に少ない点が挙げられます。目安として、男性は200以上とされるので、この数値がかなり低いということがわかりますね。

幸之助氏のように石門と天将の組み合わせを持ちながら、エネルギー値が低いということは、自ら動かず、周囲と協調し、人を動かすという事です。それは自分を守ることでもあるのです。

経営の神様と言われた、世界の松下幸之助氏の凄さは、ここにあると私は思っています。

同じように石門と天将があり、エネルギー値が280以上ある人がいたとします。この場合は、この人自身がどうしても一人で動き回ってしまうイメージですね。

体が弱かったという現実と、エネルギー値が低いという宿命を持つわけですから、自分で動かず、人を動かす。結果、説明するまでもありませんが、世界のパナソニックを一代で築き上げるという偉業を達成したわけですが、石門天将が最大限に活かされた例ではないでしょうか。

天将を活かすのは大変難しいと言われます。自分の家族をコントロールしたり、気の弱い人ばかりを集めてお山の大将になったり、プライドだけは高い天将というのは悲惨なものです。

私の知る限り、天将を活かしている人というのは、まず大変な苦労をしているものだし、次元の低いつまらないプライドは持たず、人を褒めたり、認めたり、謙虚さを持っているものです。それでいて卑屈なところが微塵もなく、ブレない強さを持っている。独特の気を放っています。これは確固たる自信に裏打ちされたもので、自身が頂点に立つからこそ出来ることではないかと思うのですよね。


明日も穏やかな一日となりますように♪

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