50代でやめたこと~辛金のはなし

決してアクティブな人間ではない私なのですが、50歳を過ぎて大学に編入し、習い事もはじめ…と、始めた事もあるのですが

50を過ぎてやめた事もあります。

それは

香りのあるものを使わなくなった事と

アクセサリー(ジュエリー)をしなくなった事です。

香りのあるものというのは、香水やシャンプー、柔軟剤などの香料を使った製品のことで

アクセサリーは金属のアクセサリーのことです。

私は元々ピアスをすると炎症を起こすことが時々あったんです。

考えてみると、肌に触れる金属が体に合っていない、アレルギー反応ということですよね。

金属のアクセサリーをしなくなって、しばらくさみしい気もしましたが、慣れてくると、これが快適なんですよ。全身が軽くなった感じです。

さて、十干でアクセサリー、ジュエリーを表すのは「辛金」ですね。

辛金は陰の金性、攻撃本能。「柔鋭」と言われ、宝石や装飾品を意味します。

辛金は品位や輝きがありますが、傷つきやすいため、プライドや特別意識、役目意識などと捉えられます。

同じ攻撃本能でも陽の金性「庚金」は、岩石や武器、農具などを意味するため「鋭剛」といい

こちらは「動」の攻撃本能であり、そこから激しさや、スピード感、短気などの意味を表します。

攻撃性がなさそうな装飾品「辛金」が、なぜ攻撃本能になるのか、わかりにくいかもしれませんが

西洋も東洋も歴代の王様や皇帝、天皇、女帝は、煌びやかな冠や贅を尽くした宝飾品を着用していますね。

これは「オレ様(私)は偉いんだぞ」という権威付けの目的があると思われます。

つまり、相手に対して精神的な圧をかけるという意味で、「静」の攻撃本能ということなのです。

則天武后
残虐行為で知られる中国唯一の女帝 

純粋にアクセサリーが好きで楽しんでいる方もいると思いますが、多かれ少なかれ、人は外界に対して、特別意識を持つためにアクセサリーをつけるのではないでしょうか。

そういえば、以前聞いた話ですが、あるお金持ちマダム仲間が、誰かが高価な洋服やアクセサリーを買うと、負けじと他のマダムも買うそうで、これもマダムの「静の攻撃」かもしれませんね。私には縁のない話ですけど(笑)

まあでも、光るものに惹かれるのは女性の本能かもしれませんね。

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