スノーピーク社長、電撃辞任についての「そもそも話」

Snow Peakの山井梨沙社長が、既婚男性との交際と妊娠を理由に21日に辞任とのこと。父親の山井太氏が社長を兼任することになったようです。

このニュースで、事情は違いますが、思い出すのが大塚家具の例です。そもそも「跡継ぎ」に向く人と向かない人がいると算命学では考えます。後継者の選び方~大塚家具の例

後継者には家系を継承する天空象グループの人が望ましいのです。寅卯、午未、申酉の天空象の人たちですね。これ以外の子丑、辰巳、戌亥グループの人たちが、そのままの形で継承してしまえば、本人にとっても苦しい人生、あるいは不満が残る人生になってしまいます。※大塚家具元社長の久美子氏はこの戌亥でした。

さて、梨沙氏は子丑天空象です。子丑天空象は、自分で人生を切り開く初代運ですから、そもそも事業承継向きではありません。しかも社長就任が、まさかの2020年3月。子丑の天空象に入った直後です。この時点である程度の答えが出ているようなものです。

元々アパレルデザイナーだった梨沙氏が代表になり、スノーピークのアパレル路線が変わったことで、昔からのファンの中には馴染めない方もいたようです。HPを見てみると、好きな人と嫌いな人がはっきり分かれるといった感じで、本人のこだわりの強さもよくわかります。才能のある方ではないかと感じますね。新しい流れを作るあたりは、いかにも子丑らしいですね。

星を見ると、調舒と天将の組み合わせが2つもあります。東は鳳閣、南は龍高。天将が二つもあれば、まあそう簡単に消化できるものではありません。二代目社長と古参社員の問題は、二代目の宿命でもありますが、天将2つの二代目とは、やり難さもあったでしょう。梨沙氏の宿命の印象として、大きな組織のリーダーというよりは、自分自身で起こした事業で、自分の世界観を表現する人だと感じますね。(それがビジネスとして成功するとかしないとかは別の話になってしまいますが)

残念ながら無責任な格好で短期間での辞任となってしまった、と言わざるを得ません。元々車騎、牽牛的要素がないので、私がやらねば!といった意識が希薄な方なのかもしれませんね。本人は、プライベートと経営は別だと主張したのかもしれませんが、アウトドア用品の会社の代表が堂々と不倫をしていたのでは、ファミリー層も離れてしまうといったことを会長や幹部が危惧し(当然ですが)辞任を要求したというのが実状でしょう。

梨沙氏はメディアに、自分の経営信条のひとつとして「父に迷惑をかけないこと」などと語っていたそうです。30を過ぎた大人が、わざわざこんな当たり前の事を言うのは、「迷惑をかけることもあるかも。でも何かあったら父親が助けてくれる」という無意識の甘えがあったのかもしれません。自分の本音をオープンにする人ではないと思うので、真実はわかりませんが。

ただ、実は社長就任が短期間だったことは幸いだった、とも言えるかもしれません。周囲にしても、トップの恣意的理由で度々振り回されるようなことがあっては、たまったものではありません。そして最初に書いた通り、本人にとっても、一度の人生が、宿命から外れた生き方で延々と続くのは、苦しさや不満のある人生になってしまいますから。

それでは明日も穏やかな一日をお過ごしください♪

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