終戦77年~雑感

きょうは77回目の終戦記念日です。

戦争の語り部の高齢化で、記憶の継承が課題となっているといったニュースを毎年のように耳にします。私の祖父も戦争で生死の境をさまよい、片足には後遺症が残っていました。それでも懸命に働き、天寿を全うしました。

毎年、戦場での悲劇や経験者の話を聞き、心が痛みます。一方で、我々が「二度と戦争を繰り返してはならない」というのは簡単ですが、誰が繰り返してはならないのか?主語は何?そしてなぜ戦争が起こってしまうのかなどと同時に考えます。教科書には戦争の理由は書かれていますが、歴史にはいわゆる通説と真相とがあると私は思います。算命学の陰陽論、表と裏、建前と本音というところでしょうか。

時々、そんなこと知るより、毎日をどう生きていくかの方が大切じゃないの?などと親切に言われることもありますが(笑)これは人間の習得本能なのでしょうがないですね。

私は以前、国際結婚をしていたので、アメリカへよく行きましたが、その時に「ヒロヒト」について質問されることがありました。「ヒロヒト?」正直なんのこっちゃ?だったのです。つまり昭和天皇のことを聞かれたわけですが、天皇と言えば日本の象徴と習ったことしか覚えておらず、日本人としてこんなことじゃまずいなと自分の無知さを恥ずかしいと思いましたね。それ以降、自分なりの歴史観、宗教観、哲学や愛国心がないと一歩外へ出れば、生活は出来たにしても、まともに相手にもされないということを感じるようになりました。これをアイデンティティと言っても良いのかもしれません。

このことが自分自身、日本の優れた「道」の文化や習慣、歴史等を認識するきっかけになったと思っています。何事も無駄はありませんね。

そのうちに、学校で習う歴史と真相がちょっと違うのでは?と疑問を感じるようになり、どうせなら「表」の部分をすべて学び直そうというのが史学科に入るきっかけでした。算命学を学んでいると、東洋史にも興味が出てきますしね。

きょうも靖国神社参拝のニュースが流れていました。私は福岡市に住んでいるので、簡単に靖国神社へは行けませんが、終戦記念日に犠牲となった英霊の御霊に手を合わせるのは国の代表として当然の事と思うし、それを他国に忖度する必要もないと思っています。

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