【追悼】近藤誠医師

「患者よがんと闘うな」など多数の著書でも知られる医師の近藤誠先生が急逝されたそうです。出勤中に具合が悪くなったとのことで、突然の訃報に驚きました。

私は20数年前に「患者よがんと闘うな」や「医師に殺されない47の心得」最近ではワクチンの危険性に関する本も読んだばかりでした。製薬会社との癒着、また、薬、抗がん剤を否定し、これら医学界への挑戦とも言える主張は(同じことを思っている医師がいたとしても)なかなか出来ることではないと思うし、勇気ある行動です。これまであらゆる圧力や嫌がらせもあったのではないかと想像します。

私の知人女性に、近藤先生の診察を受けた人がいます。50代で乳がんと診断され、総合病院で乳房の切除をすすめられるということがありました。悩んでいたところ、近藤先生の事を知り、セカンドオピニオンを受けに行ったそうです。先生は「手術は不要、温存療法でよい」と診断され、その通りにしたところ、80歳になった現在も、何事もなく元気に過ごしていらっしゃいます。

手術や抗がん剤といった患者の負担が大きい治療しかない時代に、選択肢を広げ、この女性のように近藤理論に救われた方は多いと思います。もちろん選択するのは自分自身ですし、自分で調べて考えて、納得いく治療をするべきですが。

「患者に対する責任感。それが周囲と闘う原動力となった」

正にこの通りに生きられたのではないでしょうか。宿命を見ますと、中心と北に車騎、南に貫索、東が石門、西に牽牛と全て現実星です。また天将、天南があり身強です。人に対しても上手を言う事はなく、裏表のない方だったのではないかと思います。自分がやらねばという使命感が強く、正直で自分の信念を曲げずに、直球勝負で挑んだ人生を、これらの星が表している気がします。ただ慶応大学病院は、定年までお勤めだったとのことですから、それなりの協調性はお持ちだったと想像します。宿命に天剋地冲と大半会があり、元々突発事故的なものが起きやすい要素があります。今年は大三合会局が成立し、エネルギーの消耗が大きくなる時でした。若ければ良いのですが、70歳を超えて、ご自身のクリニックを経営し、執筆活動にもお忙しかったご様子ですので、過労があったのでは?とも感じます。

まだまだご活躍できる年齢であられたので、大変残念です。

近藤誠先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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